≪仏母会・花会式≫(ぶつぼえ・はなえしき)は、摩耶山天上寺で執り行われている全国に唯一の仏生会(灌仏会・花まつり)です。
(旧暦卯月八日の法会なので、今日では毎年1ヵ月遅れの5月8日に奉修しています。)
天上寺には摩耶夫人(お釈迦さまの生母)をご本尊とする日本唯一の摩耶夫人堂があります。ご本尊の摩耶夫人は女性を守護する女身仏で、特に女性の一大事である子授け・安産(腹帯)・子育ての守り仏として信仰されてきました。
そのために、当寺は安産腹帯発祥の寺といわれ、毎日、子授け・安産祈願・安産腹帯の授与・子供たちの安全と息災成長を願うご祈祷を受けに多くの女性がお参りされています。
以上のような由来から、当山では仏母である摩耶夫人とお子である誕生仏とをあわせておまつりします。そして、お釈迦さまの誕生仏とをあわせておまつりします。そしてお釈迦さまの誕生をお祝いし、母である摩耶夫人(仏母)の功徳を称えます。お参りされた方々は、この会式の法味(ほうみ)をうけて、いのちの尊さを体得し、仏母とお釈迦さまの慈悲と智慧の恩徳をいただき、あわせて子授けや安産や子供の安全と健全な発育をお祈りします。
◆ むかしなつかしい「甘茶のお接待」があります ◆
「仏の産湯」ともいう。<あまちゃのき>または<あまちゃづる>でこしらえた煎じ汁。誕生仏に甘茶をそそぐのは、お釈迦さまが誕生された時に、八大竜王が甘露(不死)の雨を降らせて産湯にしたという故事によります。
開催時間 | 11:00~ |
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主催者・問合せ先 | 摩耶山天上寺 TEL:078‐861‐2684 |
主催者・問合せ先URL | http://www.mayasan-tenjoji.jp/ |