２０２４年は竣工９０周年～ヴォーリズ六甲山荘 一般公開

ヴォーリズ六甲山荘は、１９３４年（昭和９年）にヴォーリズ建築事務所の設計で、夏の別荘として建てられた歴史的建築物です。

国登録文化財をはじめ、近代化産業遺産、ひょうご近代住宅１００選になっています。

関西学院や神戸女学院などを設計したアメリカ人建築家・ヴォーリズは、住む人のことを良く考えた設計が特徴で、六甲山の冬の厳しい気候にも耐える工夫も随所に見られ、９０年経った今でも保存状況は良好、建築当時の状態を保っています。

館内では、ボランティアスタッフによるガイドのほか、喫茶・軽食もお出ししています。

２０１９年からは、山荘周囲の散策路「ヴォーリズ記念・きょうだいの森」を開場しました。

池や石垣など、明治・大正期の山荘周辺の姿を彷彿とさせる公園になっています。

散策路の途中には、ヴォーリズが設計して神戸市須磨区にあった邸宅の一部を移築・再生した、室谷邸記念館があります。

壁の赤れんがと重厚な扉や柱が特徴で、休憩所になっています。

これらはすべて自然公園法にもとづく国立公園施設に認定されています。

明治期から続く六甲山の別荘文化に触れつつ、豊かな自然の楽しさを満喫してください。