この企画展では、19世紀後半に西洋で盛んに制作された「オートマタ(自動人形)」や、日本で独自に発展した
「江戸からくり」の他、現代の作家が製作した様々な種類のからくりの実演が楽しめます。
また、1日7回の実演では、実際に動く様子を見るだけではなく、歴史や仕組みについても紹介します。
現代製のからくりは、からくりにオルガンが組み合わされたものなどを使用し、からくりの動きだけではなく、
オルガンの演奏も楽しむことができます。
★自動人形(オートマタ)とは・・・
15世紀末頃、ぜんまいが開発されると、ヨーロッパで時計の技術が飛躍的に向上し、それと共に自動人形の
技術も発達しました。18世紀に入ると、スイスやフラ ンスで複雑な動きをする自動人形が作られました。
18世紀末にオルゴールが発明されると、自動人形の中にオルゴールが組み込まれるようになり、19世紀後半に
最盛期を迎えます。パリには自動人形の工房が複数あり、衣装など凝った装飾の自動人形が作られていました。
★江戸からくりとは・・・
室町時代末期に機械時計などの技術が西洋から伝えられ、歯車などの技術を人形を動かす装置として使用された
からくり人形が、17世紀頃から作られ始めました。これは「山車からくり(だしからくり)」と呼ばれ、台の上の人形が
様々な動きをし、祭礼や縁日などで使われていました。
これに対して18世紀末には、井原西鶴が俳句に詠んだ「茶運人形」や田中久重(たなかひさしげ)の「弓曳童子」に
代表される「座敷からくり(ざしきからくり)」が作られるようになりました。
座敷からくりは屋内で使用され、主に江戸時代の大名や豪商などの宴席で楽しまれました。
開催時間 |
10:30から16:30の毎時30分から開催(1日7回開催) ※各回約15分間 ※休館日:会期中の木曜日と12月31日(土)、1月1日(日・祝) |
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開催場所 | 六甲オルゴールミュージアム |
料金 |
入館料のみで参加可 入館料:大人 1030円/小人(4歳~小学生) 510円 |
事前申し込み | 不要 |
主催者・問い合わせ先 |
六甲オルゴールミュージアム TEL:078-891-1284 |
URL | http://www.rokkosan.com/museum/ |