芸術学部

企画展「からくり人形 ~西洋と日本~ 」

  • 山の上の演奏会学科 
  • 2016年12月26日(月) ~ 2017年3月1日(水)

  • 女性
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からくり人形2017.2

 この企画展では、19世紀後半に西洋で盛んに制作された「オートマタ(自動人形)」や、日本で独自に発展した

「江戸からくり」の他、現代の作家が製作した様々な種類のからくりの実演が楽しめます。

また、1日7回の実演では、実際に動く様子を見るだけではなく、歴史や仕組みについても紹介します。

現代製のからくりは、からくりにオルガンが組み合わされたものなどを使用し、からくりの動きだけではなく、

オルガンの演奏も楽しむことができます。

 

★自動人形(オートマタ)とは・・・

 15世紀末頃、ぜんまいが開発されると、ヨーロッパで時計の技術が飛躍的に向上し、それと共に自動人形の

 技術も発達しました。18世紀に入ると、スイスやフラ ンスで複雑な動きをする自動人形が作られました。

 18世紀末にオルゴールが発明されると、自動人形の中にオルゴールが組み込まれるようになり、19世紀後半に

 最盛期を迎えます。パリには自動人形の工房が複数あり、衣装など凝った装飾の自動人形が作られていました。

 

★江戸からくりとは・・・

 室町時代末期に機械時計などの技術が西洋から伝えられ、歯車などの技術を人形を動かす装置として使用された

 からくり人形が、17世紀頃から作られ始めました。これは「山車からくり(だしからくり)」と呼ばれ、台の上の人形が

 様々な動きをし、祭礼や縁日などで使われていました。

 これに対して18世紀末には、井原西鶴が俳句に詠んだ「茶運人形」や田中久重(たなかひさしげ)の「弓曳童子」に

 代表される「座敷からくり(ざしきからくり)」が作られるようになりました。

 座敷からくりは屋内で使用され、主に江戸時代の大名や豪商などの宴席で楽しまれました。

 

開催時間

10:30から16:30の毎時30分から開催(1日7回開催)

※各回約15分間

※休館日:会期中の木曜日と12月31日(土)、1月1日(日・祝)

開催場所 六甲オルゴールミュージアム
料金

入館料のみで参加可

入館料:大人 1030円/小人(4歳~小学生) 510円

事前申し込み 不要
主催者・問い合わせ先

六甲オルゴールミュージアム

TEL:078-891-1284

URL http://www.rokkosan.com/museum/

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