秋の谷山川から天下辻へ

谷上駅から住宅街を抜けると、谷山川沿いの車道が始まり、

丹生山系の裾野に入ります。丹生山系は六甲山系の北側に

あり、山の高さは少し低いが開発はあまりされておらず、

登山者も少ないことから手付かずの自然の宝庫です。

色々な樹木や草花がすぐに手の届くところにあり、ゆっくりと

植物観察が出来ます。ソヨゴやカマツカ、ムラサキシキブ等が

実を付けているでしょう。足元には、アキチョウジ、アキノ

タムラソウ等の秋の花が見られます。

しばらく進んで、鰻ノ手池手前を丹生山系縦走路に入ると、

道幅は狭くなり、両側から雑木林が迫る野趣豊かな自然道に

なります。中途の小スペースで昼食を摂り、脇道の多い道を

進んで行くと、ナンキンナナカマドやオオウラジロノキが

赤い実をつけているでしょう。道の後半は、モトクロスの

タイヤの跡に注意しながら、天下辻に到着します。

この名前の由来は判っていませんが、丹生山系縦走路の

要になっており、ここから３０分で大池駅に到着します。