ホールアースさんの今年はじめてのプログラムに六甲山大学スタッフも参加させていただきました。
一週間前ほどに降った雪が残る六甲山。歩き出す前には、体のストレッチと雪の上を歩くコツを教わって準備を整えます。かかとからではなく、足全体から地面を踏んで、踏み固まれて凍っているところではなく、できるだけふかふかの雪が残っているところを歩くと滑りにくいなど、少し知っていれば心に余裕をもって歩きだせます。
この時期にこのように雪が積もることは珍しいそうです。水分を含んだ重めの雪なので、倒木があちこちで見られます。
歩き出すと松の木が折れていました。枝の先端を見てみると、春に備えて新しい芽がしっかりと顔をのぞかせています。立派な木が倒れるのは残念ですが、倒れているから見られる表情をしっかり観察することもできました。
雪に覆われた山の中でも、植物や動物たちは、変わらずに営みを続ける姿を見せてくれます。
木の葉が落ちて見通しがよいので、途中キツツキなど野鳥が羽ばたく姿をちらちら見ることができました。そして、雪がつもっているからこそ、ウサギの足あとを発見!人知れずここを通ったんだなあと姿が頭に浮かんできます。
ルーペを使ってつららをのぞくと、空気の泡がたくさん。
休憩ポイントの記念碑台へ。
真っ白に輝く記念碑台は、いつもと違う雰囲気で、雪遊びをしている子供たちの楽しそうな声が聞こえてきます。
ちょっと失礼して、青空を満喫!
温かいお茶と体に優しいおやつで休憩。参加者の皆さんとお話をしたり、雪だるまを作ったり、思い思いにゆったり過ごします。
のこり少し歩いてゴール!
「雪の六甲山を歩いて、真っ白なこころになった」という参加者さんの言葉に皆で大賛成。
神戸の街にほど近い六甲山で、雪景色を目で楽しみ、生き物の息吹も感じたひとときでした。
次回は、「冬の六甲探険ハイキング ~六甲山上から湯けむりの有馬温泉へ」が2月3日、6日、10日に開催されます!
ホールアースで一番山を愛するスタッフさんが、冬山歩きのコツや必要な装備を教えてくれるそうです。
この時期ならではの六甲山の表情をぜひお楽しみください。