王子グループでは、「森のリサイクル」「紙のリサイクル」を両輪に据えた資源循環型ビジネスを展開するとともに、「地球温暖化防止」の取組みを行っております。
「森のリサイクル」では、海外植林地の面積を30万haに拡大することとし、全植林地で森林認証の取得を推進すること、国内社有林では間伐材等の森林保全・管理を実施し、総合林産業を推進することを新たな目標として掲げました。また、日本各地に保有する社有林をより有効に活用するために、自然体験型環境教育プログラム「王子の森・自然学校」を、2004年から実施しています。
「紙のリサイクル」では、現在61.6%である古紙利用率を2015年度には64%まで高めることを目標としました。
「地球温暖化防止対策」では、2015年度に、1990年比温室効果ガス排出量を15%、エネルギー起源二酸化炭素排出量を35%削減する目標に向けて、徹底した省エネ、廃棄物燃料やバイオマスへの燃料転換に取り組むと共に、天然林の保護や生物多様性に配慮した植林事業を通じて、二酸化炭素の吸収源の拡大も進めてまいります。