相沢 仁以奈
日本三大夜景の一つで神戸の名所、掬星台(きくせいだい)をご存じだろうか。掬星台は街の光が無数の星を手で掬(すく)えるかのごとく夜景を眺められることから名付けられた展望台の名称だ。
昼間はポートタワーや神戸空港、瀬戸内海が太陽の光できらめき、美しい光景が広がる。青い空と涼しい風に吹かれ壮大な景色を眺めれば日頃の疲れもリフレッシュできるだろう。
夜景も有名なので昼と夜の両方を楽しむことができる。大切な人と一万ドルの夜景をぜひ楽しんでもらいたい。
普段体験できないような体験を多くできて、前より少し神戸のことを知ることができたように思えた。
親しみある六甲山・摩耶山だが、その素晴らしさが知らない人たちにも今回書いた記事で伝われば嬉しい。
大森 真衣奈
掬星台(きくせいだい)近く、標高718メートル地点にある摩耶山天上寺。私が訪れた9月半ばには、白くふわふわとしたフジバカマの花が咲き乱れていた。渡り蝶アサギマダラが群がるため、見物客が大勢訪れるそうだ。
境内はヒグラシの声がかすかに聞こえ、とても静かで心洗われる気分になる。
親しみやすい副貫主伊藤浄真さんが、摩耶山の名の由来や、天上寺の魅力、自然で感じてほしいことなどを話してくださった。あっと言う間にこの場所に惹かれてしまった。
普段の学生生活では体験できないことを体験できたように思う。心地良い温度に、六甲山からでしか見ることのできない景色や植物に触れることで、とてもリフレッシュできた。
この魅力をもっと知ってもらいたいと感じた。
渡辺 郁未
六甲山にある兵庫県立自然保護センターでは、六甲山の気候や生い立ち、そこに生息する動植物など、さまざまな視点から自然を学ぶことができた。
今もなお隆起によって標高(現在は931メートル)が高くなり続けていることや、秀吉の布令により森林伐採が進んだことなど、知られざる秘密を知ることができ、よりいっそう山歩きを楽しむことができた。
次回は六甲山発祥といわれるロッククライミングにも挑戦してみたい。
「山歩きはしんどくて辛い」という印象が変わった一日だった。山上からの絶景だけではなく、摩耶山天上寺の極彩色を用いた仏像に魅せられ、手作り石窯ピザに舌鼓を打ち、アート作品や自然に囲まれ、感動と少しの筋肉痛が土産になった。
田崎 寛人
私自身ピザ作りが初めてだったのでとても楽しみにしていた。到着したらすぐ大きな石窯があり、テンションが上がった。
ピザ作りは強力粉を一からこねるところから始め、水分が無くなるまでこね続け、さらに30mlと大量と思えるオリーブオイルを入れ、ずっとこね続けた。
最後に生地を伸ばしてマルゲリータとミックスピザの具材を盛り付け、石窯に投入。出来上がった2種類のピザは、見た目は女性陣がきれいな盛り付けをしておりインスタ映えに。味はチーズがトロトロで、自分たちでこねた努力がいい味を出し、普段都会では体験しないことができた。
普段、若者は都会で遊ぶことがほとんどであるが、たまには山に訪れ、自然を体験することは大切だと感じた。摩耶山天上寺の副貫主が「山は過去を振り返る場所だ」とおっしゃっており、山で自分の歩んできた道を振り返るのもいいと思う。
高橋 佳奈
石窯ピザを食べた後、ポールウォーキングで六甲山を散策した。ポールを持って歩幅を意識しながら歩くのは初めてだったが、新鮮な気持ちで六甲山の雰囲気を味わうことができ、夢中になれた。
高山植物園は、9月とは思えない涼しさで、静かな場所である。普段見ることのできない植物がたくさんあり、魅了される。歩いていると、芸術家のアート作品が至るところに展示されており、非日常を感じることのできる穴場スポットだと思った。
神戸に住んで9年ほどになるが、まだまだ知らないことばかりだと思った。六甲山には素晴らしい観光地がたくさんあり、一日だけでは足りなかった。
今回の体験を通して学んだことを、周りの人に伝えていきたい。
伯井 叶枝
六甲ガーデンテラスには夕方に行き、朝よりも下界の景色がよりきれいに見えた。東灘区臨海部近くの友人の家まではっきり分かるぐらい晴れていて気持ちよかった。
現在、六甲山では、「六甲ミーツ・アート」というイベントが開催されており、さまざまなアーティストが芸術作品を展示している。
六甲ガーデンテラスでは、その作品の一つでもある「テルミン」の生演奏を初体験できた。
大きな顔の作品の体験アートでは、後ろから目をのぞき込むとテラスからの景色が霞んで見える。それには理由があった。その理由はぜひ六甲ガーデンテラスに遊びに行って見て体験してほしい。
六甲・摩耶エコツアー体験を通して、住んでいる場所から1時間のところにこんなすてきな山があることを学びました。
自然の中で身体を動かすことで日常生活では得られない空気が気持ち良かったです。